「第57回織田幹雄記念国際陸上競技大会」が4月29日(祝・土)にエディオンスタジアム広島にて
開催され,当社陸上競技部から7名の選手が出場しました。
冷たい雨がスタジアム全体に降り注ぎ、スタートラインに並んだ選手達の息遣いが観客席にまで届
くような静寂に包まれたなか、「男子グランプリ5000m(B決勝)」がスタートしました。
当社陸上競技部からは、岡本選手、池田選手、大内選手、三上選手、清野太成選手、清野太雅選手
の6名がB決勝へ出場しました。
レース序盤、JFEスチールのキプラガット選手を先頭に集団を形成します。
新人の清野太成選手は初レースながら積極的に先頭集団前方に位置どりレースを展開します。
レース中盤、先頭を走るキプラガット選手がペースを上げて独走状態になります。
清野太成選手も懸命に前を追いかけますが、じわじわとその差が広がっていきます。
そこに序盤出遅れた岡本選手が、するすると後方から位置を上げてきて清野太成選手のいる3位集
団へ追いつきます。
先頭を走るキプラガット選手のペースは終盤も緩むことなくゴール、続いて亜細亜大学のモゲニ選
手が2位でゴール。
3位は、岡本選手、清野太成選手、須磨学園高校の折田選手の3人で争う展開になります。
残り1周の鐘と共に3人同時にスパート、清野選手と折田選手が少しリードし残り200mを通過しま
す。岡本選手も最後の最後まで粘りを見せ3人で最後の直線に入ります、
残り数十メートル、清野選手と折田選手がさらにギアを上げ2人のマッチレースになります。
最後は惜しくも胸ひとつで敗れましたが、社会人初レースで自己記録を更新する4位でゴール。
続いて岡本選手が5位でゴール。
レース中盤以降、集団から離れる展開となりましたが、後半粘りを見せた新人の清野太雅選手も、
自己記録を更新してゴール。
(今年10月のMGCでの走りにも期待したいチームの大黒柱岡本選手)
(自己記録を更新した清野太雅選手。これからの活躍にも注目です!)※せいのたいが
(実業団デビュー戦で自己記録を更新する力走を見せた清野太成選手)※きよのたいせい
順位 | 選手名(所属チーム) | 記録 |
---|---|---|
1位 | キプランガット ダン(JFEスチール) | 13分35秒46 |
2位 | ジョンソン モゲニ(亜細亜大学) | 13分52秒93 |
3位 | 折田 壮太(須磨学園高校) | 13分54秒30 |
4位 | 清野 太成(中国電力) |
13分54秒60 ※初レース・自己新記録 |
5位 | 岡本 直己(中国電力) | 13分57秒41 |
10位 | 清野 太雅(中国電力) | 14分11秒84 ※自己新記録 |
11位 | 池田 勘汰(中国電力) | 14分11秒87 |
12位 | 三上 雄太(中国電力) | 14分14秒81 |
16位 | 大内 宏樹(中国電力) | 14分26秒06 |
「女子グランプリ5000m(A決勝)」を挟んで「男子グランプリ5000m(A決勝)」がスタートしま
した。A決勝へは中島選手が出場しました。
中島選手、年明けの怪我の影響もありまだ本調子とはいえない状態ですが、今の力の限りを尽くし
国内トップクラスの選手たちに挑みました。
2000m以降ペースが維持できず、4000mまでは周回ごとにペースが落ちていく展開になります。
残り1000m、ここで中島選手意地を見せます。一度は1キロあたり3分丁度のペースまで落ちていた
ペースをじわじわと上げていきます。
最後の直線も、その勢いを緩めることなく14分19秒83の25位でゴール。
一度はペースを落とす展開となった部分は今後の課題ですが、最後はしっかりとペースを切り替える
ことができたことは収穫となりました。
順位 | 選手名(所属チーム) | 記録 |
---|---|---|
1位 | 佐藤 圭汰(駒澤大学) | 13分27秒04 |
2位 | ダニエル ディリツ(NTT西日本) | 13分27秒43 |
3位 | 鈴木 塁人(SGH) | 13分29秒21 |
25位 | 中島 大就(中国電力) | 14分19秒83 |
今大会では、新人2名が自己記録を更新しチームに新たな風をもたらしてくれました。
これを追い風として、5月の中国実業団選手権大会をはじめとする主要レースでさらに活躍できるよう
チーム一丸となって頑張りたいと思います。
引き続き、中国電力陸上競技部をよろしくお願いいたします。
大会結果詳細は以下のホームページをご確認ください。
◯広島陸上競技協会大会特設HP(https://hiroshimatf.org/m-oda-2023)