2019年9月15日(日)、明治神宮外苑を発着点とする
マラソングランドチャンピオンシップ(東京2020五輪マラソン日本代表選考レース)が開催されました。
6月以降このMGCで東京オリンピックのマラソン代表枠を勝ち取るために練習に打ち込んできた、岡本選手、藤川選手。
練習を着実に行い,体調管理を徹底させて大会当日を迎えました。
これまで出場してきたどの大会とも違う緊張感の中,スタートを迎えます。
一瞬の静寂。そして号砲と同時に響き渡る歓声。いよいよ誰も出場したことのないレースが幕を開けました。
スタート直後からHondaの設楽選手が飛び出します。
岡本,藤川の両選手は後方待機で力を温存。
5k、10kと先頭をひた走る設楽選手はどんどん前へ。しかし、後方の大集団はまだ動きがありません。
そして15kを迎えるところで後方集団のレースが動きます。
入れ代わり立ち代わりで集団を動かす選手が代わり,激しくペースが動きます。
ここで苦しくなったのが藤川選手。集団から離されどんどん後方へ下がってしまいます。
なんとか粘る、藤川選手。
その後、一度ペースが落ち着きますが、20k迎えることろで再びレースが大きく動きます。
ここが勝負の分かれ目。岡本選手は再度ペースが落ちることを読み後方待機。
しかし,ペースを上げた集団のペースは落ちることがありませんでした。
焦った岡本選手はペースを上げて追いつこうとしますが、追いつけず、完全に大会の流れから置いて行かれました。
レースは37k付近で,先頭を独走していた設楽選手が後方集団に抜かれ,
残り3k地点から一気にスパートをした富士通の中村選手がそのまま逃げ切り東京オリンピックマラソン代表枠を勝ち取りました。
2着には終始落ち着いたレース運びをして後半勝負に懸けていたトヨタ自動車の服部選手が入りました。
当社出場組は岡本選手が粘りの10位。藤川選手は何とか走り切っての24位でした。
今回はオリンピックのマラソン代表選考会。結果は目標達成となりませんでしたが、
両名のマラソン人生はまだ終わっていません。
この大きな経験を糧に必ず次の活躍に繋げます。
このたびは本当に多くの方より,沿道やテレビの前から声援をいただきました。
本当にありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。