2018年11月11日(日)せら文化センター(広島県世羅町)を発着点とする,
第57回中国実業団対抗駅伝競走大会が開催され,当社チームが参加しました。
この大会は来年2019年元旦に開催される,全日本実業団対抗駅伝競走大会の予選も兼ねており,
出場権3枠をかけて,全8チームがしのぎを削ります。
スタート時の気温は8度。
最高のコンディションでレースがスタートします。
1区を任されたのは,昨年同様清谷選手。
2区のインターナショナル区間に外国人選手がいない当チームとしては,ここでタイム差をつけたいところ。
しかし,今回は少し走りが後手を踏むかたちとなり,マツダの延藤選手に先行され、
19秒差の2位で2区へたすきをつなぎます。
2区のインターナショナル区間を任されたのは,藤川選手。
外国人選手を起用してくる3チームに対抗しなければならない,当チームにとっては前半の勝負区間。
1区を1位で通過したマツダが2区でも1位を独走。2位でたすきを受けた当チームですが,
3位の中電工アモス選手があっという間に追いつき、追い越されます。
そんな中,藤川選手は冷静に対応し,期待に応える走りで前方との差を最低限にとどめ,
全体順位3位の28秒差で3区へ。
3区松井選手は,先頭を逃げ切るマツダのエース山本(憲)選手から離されまいと
終始前を追いかける我慢のレースに。前方中電工と28秒あった差をぐんぐん縮め,
最終的には8秒の差をつけ,2位に浮上。1位マツダと65秒差で4区へたすきをつなぎます。
4区森本選手では,流れに乗って前方との差を縮めていきたいところでしたが,
後方から迫ってきた中電工 西岡選手に抜かれ,厳しいレースに。
しかし,今できる精一杯の走りをみせ,5区へとしっかりたすきをつなぎました。
先頭マツダと94秒差,2位中電工と9秒差でたすきを受けた5区,兼実選手。
中国実業団駅伝初出場ながら,持ち味の粘りある走りで2位へ浮上。
先頭マツダと92秒差の2位で6区へたすきをつなぎます。
最長区間の6区を任されたのは,チームの大黒柱,岡本選手。
一気にタイム差を縮めたいところでしたが,中間地点までなかなか詰まらず,我慢の展開に。
しかし,さすがチームの大黒柱。後半5km,向かい風の中追い込みをかけ,
前方マツダとの差をぐんぐん縮めて38秒差でアンカー北選手へたすきをつなぎます。
「最後に勝ちきれる選手を」を求めてアンカーには北選手を起用。
6区同様,逃げるマツダが前半から攻めた走りをしたため,なかなか差が縮まりません。
残り5kmを過ぎてもまだ30秒前後の差。残り3km,あきらめず追い続ける北選手が一気に差を詰めていきます。
残り1kmで10秒差。応援する全員が北選手にすべてをかけましたが,
最後8秒届かず2位となりました。
今回は非常に悔しい結果となりましたが,ニューイヤー駅伝の出場権は獲得できたので
のこり1か月と少し,さらに状態をあげ,磨きをかけて本戦に臨みたいと思います。
ご声援いただき,ありがとうございました。
---------------------------------------------------------------------------------------------
《成績》
1位 マツダ 4時間04分10秒
2位 中国電力 4時間04分18秒
3位 中電工 4時間06分35秒
★区間賞
6区(19km):岡本 直己(中国電力) 56分25秒 ※区間新
7区(12.5km):北 魁道(中国電力) 37分40秒