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2022年12月アーカイブ

【ド迫力のマッチアップ。盟友同士が散らした熱き火花】(湊昂大)

  • [ 選手日記 ]
  • 2022年12月28日

12月25日に行われたNTT ジャパンラグビー リーグワン2022-23 ディビジョン3の第2節で中国電力レッドレグリオンズとNTTドコモレッドハリケーンズ大阪が対戦。前半は一進一退の展開だったが、後半に入って規律面を改善し、相手へのプレッシャーを強めたNTTドコモレッドハリケーンズ大阪がトライを重ねて、34対10で開幕2連勝を飾った。

この試合の熱気をまず高めたのは、サンウルブズでチームメートだったエドワード・カークとヴィリー・ブリッツの闘志と闘志のぶつかり合いだろう。二人はお互いが「本当にいい人で、いい選手」と認め合う間柄だが、試合が始まれば5分も経たないうちに取っ組み合うほどヒートアップ。その後も190cm超えの二人が迫力のプレーでバチバチに火花を散らした。

エドワード・カークは元同僚について、「彼は優しいやつだけど、フィールドでは100%の力を発揮する。僕たちはいつもいいバトルをしてきたし、当然ながら一緒にプレーをしてきたので、彼のプレーはよく理解している」と話す。

リーグワン初出場だったヴィリー・ブリッツは、「彼とやり合うのは楽しかった。別のチームだけど、久しぶりに(一緒に)プレーをして、彼が向上しているなと思った。自分もここで止まらず、成長しないといけないと感じた」と刺激を受けた。

ただ、お互いを特別に意識していたわけではない。エドワード・カークが「相手が誰であれ、僕は常に110%の力で自分のアグレッシブなスタイルを貫く」と断言すれば、ヴィリー・ブリッツも「ラグビーは常にハードにいくべきだと思っている」と口をそろえる。

フィールド外では優しく穏やかな二人だが、その言葉どおり試合では激しいプレーをいとわない。常に仲間への熱い鼓舞も続けて、チームの勝利のために全力を尽くす。「僕らは似ていると思う。二人とも負けず嫌いな男で、それがゲームの中で自分たちを表現するやり方だ」(エドワード・カーク)。

いまはディビジョン3を舞台にそれぞれのチームで戦うエドワード・カークとヴィリー・ブリッツ。どんな相手だろうと、二人は変わらず闘志を燃やして戦う。それが今後の試合も盛り上げるに違いない。
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第二節結果

  • [ 大会結果 ]
  • 2022年12月26日

12/25に行われたレッドハリケーンズ戦は10対34で敗れました。寒い中たくさんのご声援ありがとうございました。
詳細は以下URLからご確認いただけます。
https://rrrfc.red/game/game-4089/

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「ラグビーを届けたい」。リーグワン初の岡山開催

  • [ 選手日記 ]
  • 2022年12月23日

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岡山に気迫あるラグビーを届ける。開幕白星スタートの中国電力レッドレグリオンズは、12月25日にNTTジャパンラグビー リーグワン2022-23第2節でNTTドコモレッドハリケーンズ大阪と対戦する。岡山で開催される今季初のホストゲームで開幕2連勝を狙う。

広島を拠点とする中国電力レッドレグリオンズは、フレンドリーエリアに中国地方全域を設定。ラグビーの普及に取り組み、ラグビー教室などを通じて社会貢献を行っている。地方開催もその一つで、昨季は山口県で試合を実施。今季は岡山県で初めてリーグワンの試合が実現する。

「岡山の人にラグビーを届けたいという思いから開催につながった」と運営統括ディレクターの市村和俊さんは話す。「来ても楽しい、見ても楽しい会場作りをするので、たくさんの方に見にきてほしいです」。試合当日は地元の警察音楽隊やキッズチアなどが会場を盛り上げる予定で、負傷離脱中のフランカー石渡健吾が解説として登場する実況配信サービスなども楽しめる。

岡山出身のプロップ坪井秀龍は、「岡山は全国的に(ラグビーの)レベルがあまり高くないし、そこまで盛んでもなかった。トップや大学でやる選手も少ない中、岡山出身の自分が頑張っている姿を子たちに見せることでラグビーが広がってほしい」と地元への思いを語った。

試合は、坪井が「昔住んでいたところから徒歩圏内」というシティライトスタジアムで開催されるが、残念ながら本人はケガで欠場する。地元で戦う姿を見せられず、「本当に悔しい」と言うが、その思いはチームに託す。

「自分たちのやろうとしている粘り強いディフェンスと気迫あるプレーを見せてほしい。もともと高いレベルでやっていた相手に対して気負い過ぎず、まずは自分たちの気迫を出せば、自然と流れは向いてくると思う」(坪井)

今試合は開幕白星スタート同士の対決。開幕戦で勝利を引き寄せた「粘り強さ」と「気迫」を出せば、2連勝をつかめるはずだ。中国電力レッドレグリオンズらしい戦いで岡山を盛り上げる。

(湊昂大)

【リーグワン初の"広島ダービー"で勝敗を分けたモノとは】(寺田弘幸)

  • [ 大会結果 ]
  • 2022年12月20日

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【広島ダービー"で勝敗を分けたモノとは】

合同練習もする知った仲で、ともに広島ラグビー界を盛り上げるために普及活動も行っている。同じ志をもつ仲間であると同時に、自然と負けたくない気持ちが沸き起こってくるライバルでもある。マツダスカイアクティブズ広島と中国電力レッドレグリオンズによる"広島ダービー"が、12月17日にジャパンラグビー リーグワンで初めて実現し、中国電力レッドレグリオンズが勝ち名乗りを上げた。

勝敗を分けたポイントは先制点だった。マツダスカイアクティブズ広島は序盤から敵陣でプレーする時間を長くしてチャンスを作ったものの、得点できない。前半15分に龍野光太朗が狙ったペナルティーゴールが成功して先制していれば――。悔やまれてならないプレーもあった。

中居智昭ヘッドコーチは「前半にチャンスを仕留め切れなかったことがすべてではないかなと思います。何回も何回もチャンスがあるわけではない中、チャンスを確実に仕留めた中国電力レッドレグリオンズさんと、なかなか仕留め切れずにズルズルといってしまったマツダスカイアクティブズ広島という形で勝敗が分かれた」と試合を振り返っている。

中国電力レッドレグリオンズとしては、思い描いていたことができた試合だった。粘り強く守って前半29分に岩永健太郎のトライでリードすると、主導権を握って試合を進めた。

岩戸博和ヘッドコーチは「とにかくわれわれはディフェンスにフォーカスしてきて、そこを試合の入りから体現してくれたと認識しています」と試合を振り返り、共同キャプテンの鳥飼誠が欠場となるアクシデントにも動じず粘り強く戦った選手たちを称えた。

一つにまとまって相手にプレシャーを掛けた中国電力レッドレグリオンズに対して、マツダスカイアクティブズ広島は焦りを募らせてペナルティーを重ねていく。途中出場から後半24分にトライを決め一矢を報いた武田知大は、悔しそうに話した。

「気持ちの面で今日は相手のほうが強くて圧倒されてしまったところがあった。そこで上回りたい。技術とかではなくて、気持ちで勝ちたいです」

特に"ダービー"で重要な気持ちの面で、マツダスカイアクティブズ広島は引けをとった。

今季、"広島ダービー"はあと2試合ある。3月12日ある2戦目はマツダスカイアクティブズ広島の選手たちが発奮するに違いなく、さらに熱く激しい攻防が繰り広げられるに違いない。

(寺田弘幸)

第1節試合結果

  • [ 大会結果 ]
  • 2022年12月19日

12/17に行われたスカイアクティブズ広島戦は26対7で勝利しました。寒い中たくさんのご声援をいただきありがとうございました。試合の詳細は以下からご覧ください。
https://rrrfc.red/game/game-4088/


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激闘必至の広島ダービー。ポイントは守備

  • [ 選手日記 ]
  • 2022年12月16日

ジャパンラグビー リーグワンの開幕戦で初の広島ダービーが実現。ディビジョン3の中国電力レッドレグリオンズは12月17日にBalcom BMW Stadiumでマツダスカイアクティブズ広島と対戦する。

 初戦から広島のプライドをかけたダービーマッチに臨む。中国電力レッドレグリオンズにとってマツダスカイアクティブズ広島は、ライバルであり切磋琢磨し合う存在。お互いの練習場も車で約5分と近場にあり交流も盛んだという。岩戸博和ヘッドコーチは「意識するし、負けられない相手。自分たちが成長するために必要な相手なので特別な存在です」と語った。

 開幕戦から熱量が求められる試合になる。2021年に加入したエドワード・カークは「広島の企業チーム同士の対戦なのでパーフェクトなスタートだ。ウチの選手たちは会社や広島に対してとても情熱的で、それが勝利への原動力になると思う」と意気込み、「相手は昨季ディビジョン2でよりタフなチームと戦った経験があるので、間違いなくハードな試合になる」と気を引き締める。

 共同キャプテンの鳥飼誠も、開幕戦に向けて強い気持ちを抱く。「今まで準備してきたことをしっかり表現して勝利をつかみ取りたい。絶対に負けられないので、相手以上の気迫をもって、お客さんにエネルギーを与えられる試合にしたい」と熱いプレーを誓った。

 プレシーズンから強化に取り組んできた守備面がカギとなる。岩戸ヘッドコーチは「昨季は失点の多さが明らかに数字に出ていたので、今季は粘り強いディフェンスをトリガーにしたくて取り組んできた。ウチのチームにはあまり大きい選手がいないので、しつこいディフェンスをやっていきたい」と話す。

 その上で、鳥飼はマツダスカイアクティブズ広島のフレッシュな勢いを警戒。「昨季から今季にかけて若返っていて、チームに新しい空気が入っていると思う。相手に気持ちよくアタックさせると勢いに乗らせてしまうと思うけど、そこでしっかり止められると自分たちの時間を作れると思う」。粘り強いディフェンスからリズムを作り、広島ダービーの勝ち星をつかみ取りにいく。

(湊昂大)

家族みんなでお得にラグビー観戦企画(ファミリーデー)のお知らせ

  • [ 選手日記 ]
  • 2022年12月 8日

今シーズンのファミリーデー対象となる試合については、お子様(小学生以下)とご一緒に観戦されるご家族・引率者の方へ観戦チケットを500円/1人(A席限定)で販売いたします。フアミリーデーチケットは試合当日にチームテントでのみ限定販売いたします。また、小学生以下のお子様は観戦無料です。ぜひご家族お揃いで会場へお越しください。
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