陸上競技部 >> 内冨選手 インタビュー


今回は,2月4日の別府大分毎日マラソンでラストランを迎える内冨恭則(うちとみ やすのり)選手にインタビューしました。


 2月4日,ラストランとうかがいました。今の心境をきかせてください。これまで内冨選手は3,000m障害や駅伝をメインに走ってこられたと思いますが,ラストランにマラソンを選ばれたのはなぜですか?

インタビューに答える内冨 恭則選手現役を引退するにあたり,どこで線を引いて辞めるのかということをまず考えました。私はこれまでマラソンを走ったことがなく,実業団選手として1度はマラソンを走っておきたいとの思いから,マラソンをラストランに決めました。

先月行われた五十嵐選手の引退レースを見に行きました。五十嵐選手がゴールに入ってからというのは,本当に言葉にならず,家に帰るまで涙が止まりませんでした。「スポーツに言葉はいらない」と思いました。
五十嵐選手とは長年チームメイトとして一緒にやってきて,試合まで
の過程をずっと見ていたのですが,これまでマラソンはテレビでしか見たことがなく,生で見て感じることというのは,全然違うものだなと思いました。

今回マラソンを走った経験を,今後の人生に活かしていけたらと思っています。



 ラストランはどのようなレースにしたいですか?

内冨選手なるべく苦しみたくないですね(笑)。練習をしていても,チームメイトから,「やっていればだんだん楽になる」と言われるのですが・・。

これまではずっとトラックと駅伝をやってきました。10月に,ラストランとして別府大分毎日マラソンを走ることを決めたのですが,それ以来,練習メニューを五十嵐選手に組み立ててもらい,ずっとやってきて,いい練習が積めてきています。

今回のマラソンでは,駅伝でよくタスキを繋いできたチームメイトの尾崎選手が,偶然,第2集団のペースメーカーの一人を務めることになっているので,そこに食らいついていきたいと思っています。ペースメーカーがつくのは25キロから30キロくらいまで。そこからは未知の世界です。ラストランですが,同時に新しい経験に,わくわくする期待感があります。目標としては,2時間12分を切れたら嬉しいですね。



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